スポーツクラブ最大手「ルネサンス」(東京・墨田区)が、ドライブラインベースボール・ジャパン(東京・港区)と提携し、米大リーグ(MLB)全球団や日本プロ野球で導入が進むトレーニングメソッド「プライオボール」のレッスンを始める。

 レッスンで使用する「プライオボール」は、米ワシントン州に本拠を置くトレーニング施設「ドライブラインベースボール」が開発。

重さの異なるカラフルなボールと、独自のドリルを組み合わせた投球トレーニング法だ。

 ドリルは「後ろ向きで投げる」、「軸足を前に出して投げる」など様々あり、従来とは異なるフォームで壁やネットに向かって投げる練習を行う。米大リーグで活躍する大谷翔平もこのトレを採用するなど各国の野球界で急速に広がっている。

 ドリルには体の一部にあえて制約を設けることで全身の運動連鎖を意識させ、理想的な投球メカニクスの習得を促す狙いがある。ボールの重さの違いが体幹や下半身など大きな筋群の動員を促進し、柔らかすぎない材質により、ヒジなど局所への過度な負荷にも配慮している。

 ドライブラインが開発したドリルは、精密な動作解析とバイオメカニクス理論に基づいて体系化した。ビッグデータや科学的根拠に基づき開発されており、MVP選手やサイ・ヤング賞受賞選手を含むトップ選手も採用する。大学、高校、ユース世代まで幅広く浸透している。

 今回の提携により、ルネサンスの各店舗では、バイオメカニクスに精通した専属スタッフが安全面に配慮しながら指導を行う。冷暖房完備の室内環境で、少人数制グループによる段階的なドリル習得を支援する。

 スクールでは「コンストレイン(制約)主導アプローチ」を用い、選手ごとに骨格や身体特性が異なることを前提に、画一的なフォームを押し付けるのではなく、ボールの重さやドリルが生む制約を通じて、自分で最適な動作パターンを見つけていく。これらは世界のスポーツ指導研究でも有効性が評価されている手法だ。

 対象は小学校高学年から中学生。成長期に「肩ヒジのケガを防ぐメカニクス」を身につけることで、球速向上と故障予防の両立を目指す。捕手、野手のスローイング向上にも効果が確認されている。

 ◆「プライオボール 正しい使い方スクール」。導入は順次拡大予定。ルネサンス海老名ガーデンズ24/ルネサンス座間24/ルネサンス岐阜24/ルネサンス広島ボールパークタウン24/ルネサンス熊本光の森24/詳細は各店舗で案内する。

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