愛猫の歯みがきについての実態を探るアンケート調査で、 多くの飼い主が愛猫の口腔ケアに苦戦している実態が明らかになった。スペシャリストホームドクター 上池台動物病院グループが実施した調査では、猫の飼い主318名を対象に、日常的な歯みがきの頻度や困りごとを聞いた結果、「月に1~3回程度」や「ほとんど行っていない」と回答した人の合計が 54.1%にのぼった と報告された。

理想的な猫の歯みがきの頻度は週数回程度とされるが、実際には日常的なケアが難しく、「ほとんどしない」「月に数回程度」という回答が半数以上を占めたことから、継続的な口腔ケアの習慣化が十分進んでいない実態が浮かび上がった。

調査では、歯みがきを行う際の最大の障壁として、「愛猫が嫌がる・抵抗する」ことが81.2%で最多となり、飼い主が口を扱うこと自体にストレスを感じる猫が多いことが課題として挙げられた。

愛猫の歯の健康は、歯周病や口臭だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があるため、飼い主にとって重要なケア項目とされている。猫の歯みがきにおいては、長時間無理に続けるよりも、短時間でも猫が嫌がらない範囲で継続することが重要。今回の結果から、多くの飼い主が短時間でのケアを実践していることが分かるが、「嫌がる」「やり方が不安」といった課題が背景にある可能性もうかがえた。

今回の調査結果は、 猫の歯みがきに対する現実的な壁と向き合う必要性を示しており、飼い主が猫のオーラルケアを無理なく続けていくための工夫や情報提供の重要性を改めて浮き彫りにした。今後は、飼い主の悩みに寄り添った口腔ケアの啓発や、猫が嫌がりにくい商品・方法の普及が期待される。

編集部おすすめ