J1・FC東京は、27年から、なでしこリーグ1部所属のスフィーダ世田谷FCと統合することに基本合意したことを25日、発表した。この日、両クラブが都内で会見を行った。

スフィーダ世田谷FCは、27年シーズンより「FC東京スフィーダ」に改称して活動する。

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 FC東京・川岸滋也社長は会見で「FC東京は女子サッカーへの取り組みがなかなか進んでいないことに課題感を持っていました。ここに対する取り組みをどうやっていくかを長らく模索していました。サッカー界各所からもFC東京に対して女子サッカーへの取り組みを期待する声をいただいており、どう応えていくかということもありました」と経緯を語った。

 スタジアムでファン、サポーターを出迎えた際に、「サッカーをやっている女の子から、『FC東京でサッカーチームをつくってほしい。サッカーをできる環境をつくってほしい。FC東京でサッカーをやりたい』という声をいただいたのが、私にとって大きく心に残っていて、これに何とか応えたいと個人的にも思っていたところです」と川岸社長は続けた。

 そして「女子、男子サッカーの部分の違いはあれど、同じサッカーチーム同士ですし、活動エリアも重なってくるというところで、私の方から思い切ってお声掛けして、一緒にやりませんかという形で提案をさせていただきました」と明かした。その上で「お互いにいろいろ話し合う中で、それぞれ持っているビジョンやゴールは一緒だな、と感じることも多かったです。端的に言えば、首都・東京にふさわしいサッカークラブチームになっていくということ。日本一であるとか、アジア・世界に飛び出ていくというところを目指していきたいという共通した思いがあり、一緒にやろうというところに至ったということです」と説明した。

 チーム名は27年から「FC東京スフィーダ」となる。

川岸社長は「スフィーダ世田谷FCが今まで積み上げてきたもの、大事にしてきたものを、私たちとしては一緒に受け継ぎながら、FC東京がスフィーダ世田谷FCに、またFC東京スフィーダに新しい力を加えていくというところを懸命に取り組んでいきます」と強調した。また、「男子のJリーグでは私たちは、味の素スタジアムでヴェルディさんとの試合(ダービー)があります。これをベレーザさんとの試合をやって、東京、もしくは女子サッカー界を、いろんな方に盛り上がってもらえるようなカードをつくっていきたい」と“女子版・東京ダービー”へ思いも語り、「これは私たちだからこそやりましょう、実現させましょうと言えるのかなと思います」と力説した。

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