J2藤枝は25日、3月1日のアウェーいわき戦に向け、焼津市内で調整を行った。DF森侑里(25)が目指すのは、今季就任した元日本代表DFの槙野智章監督のような“点が取れるセンターバック”だ。
強い雨がピッチを打つ中、鋭いスプリントを繰り返した森。開幕戦は出番がなかったが、その後は巻き返している。今季初先発となった2月14日のJ3松本山雅戦(2〇0)でクリーンシートによる今季初勝利に貢献。続く、PK戦の末に敗れた前節の甲府戦でも3バックの右としてフル出場した。須藤大輔前監督(現横浜FC監督)の下でも攻撃的なプレーは求められていたが、その姿勢を実際に発揮してきた現在の指揮官のもとで、森はさらにプレーの質を磨いている。「より高い要求をされていますが、その局面ごとに自分で選びながらアップデートしているところです。質も量も、もっと上げていきたい」
槙野監督からは、ボールの運びどころや逆サイドへの展開など、細部にわたる具体的な指示が出ているという。攻撃の起点としての役割も増し、“攻めるDF”への進化を遂げつつある。チームが掲げる攻撃的サッカーにおいて、脅威を与える存在となりつつある。
今季の藤枝は平均身長175・9センチでJリーグの中でも小柄なチーム。森はDF大森彗斗(187センチ)に次いで、DF中川創と並びチーム2番目の184センチ。セットプレーでは貴重なターゲットだ。
身長182センチと森と2センチ差の指揮官は、J1通算415試合46得点を誇る“異色のDF”。森もYouTubeでそのゴール集を何度もチェックしているという。「同じポジションであれだけ取れる。見ないわけにはいかないですよね」。昨季は25試合で得点は最終節の1得点のみ。鹿児島キャンプでは槙野監督から「今年は5点ぐらい取れ」とハッパをかけられたという。「得点だけでなく、アシストも取りたい」。
次戦は3月1日のいわき戦。鹿児島キャンプ中のトレーニングマッチでは4―2で勝利した相手だが、森は気を緩めない。「キャンプでの対戦は指標にはならないと思っています。強く、速く、それを継続できるチーム。

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