女優の宮澤エマ(37)が4月期のテレビ東京系連続ドラマ「産まない女はダメですか? DINKsのトツキトオカ」(3月30日スタート、月曜・後11時6分)でドラマ初主演することが25日、分かった。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日曜・後8時)や大ヒット映画「国宝」(李相日監督)で知られる売れっ子がドラマの主役に初挑戦する。

 共働きで子どもを意識的に作らない・持たない夫婦「DINKs」を題材にした北実知(ほくみち)あつき氏の漫画を実写ドラマ化。現代人のリアルな葛藤と希望を描く社会派ヒューマンドラマだ。宮澤は毒親に育てられた過去を持ち、結婚後も子どもを持たない選択をしながら予期せぬ妊娠に戸惑う美容師の金沢アサ役を演じる。

 23年の舞台「ラビット・ホール」(演出・藤田俊太郎)に主演して読売演劇大賞優秀女優賞、菊田一夫演劇賞に輝くなど演技力は申し分ない。妊娠、出産など繊細な題材を扱うことに当初は躊躇(ちゅうちょ)したが、スタッフの熱意に心を動かされ、出演を決意。「とても難しいテーマで、喜怒哀楽すべての感情がフル稼働するジェットコースターのような展開の作品です。初主演というプレッシャーを感じる間もないほど、チャレンジにあふれた撮影が続いています」と気合十分だ。

 夫婦で子どもを持たない選択をしたにもかかわらず、ひそかに父親になる夢を持ち、避妊具に穴を開けて妊娠を計画する夫の哲也役を浅香航大(33)が演じる。アサ(宮澤)と同じサロンで働くシングルファーザーの緒方誠士役を北山宏光(40)が務める。

 〇…DINKs(ディンクス)は「Double Income No Kids」を略した言葉で、共働きで意識的に子どもを持たない夫婦のこと。同局の太田勇プロデューサーは「描きたいのは『産む』『産まない』、どちらを選んでも必ず生まれてしまう葛藤や痛み、その奥にある生き方の覚悟と尊厳です。どんな結論も正解・不正解ではなく、『それも一つの選択だ』と社会が等しく認められるようになる、そのきっかけの一つになれたら幸いです」と話している。

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