◆米大リーグオープン戦 ダイヤモンドバックス―ドジャース(25日・米アリゾナ州スコッツデール=ソルトリバーフィールド)

 ドジャース・佐々木朗希投手(24)が25日(日本時間26日)、キャンプ敵地のダイヤモンドバックス戦で今季初登板。先発で2回を投げる予定となっている。

 WBCには出場せず、ドジャースでの調整に専念する朗希は今季、先発再転向で開幕ローテを目指している。メジャー1年目の昨季はレギュラーシーズンでは5月から右肩痛で長期離脱したことから10試合(8先発)で1勝1敗、防御率4・46にとどまったが、シーズン終盤のリハビリの過程で一時的な救援転向を決断。ポストシーズンでは不振のリリーフ陣を救い、主にクローザーとして9試合で2ホールド3セーブ、防御率0・84と球団史上初のワールドシリーズ連覇に大きく貢献していた。

 この日の試合前、ロバーツ監督は朗希への期待を口にした。主な問答は以下の通り。

―朗希について。彼にはカットボールを習得させようとしているのか

「彼は今のところ、すごくいい球を投げている。私から見ると、カットボールというかスライダーというか、とにかく少し左に曲がる球だ。直球は非常に良いし、スプリットもコントロールもコマンドともに極めて順調だ。彼が取り組んでいる第3の球種については彼自身も手応えを感じているようだ」

―メジャー2年目の若手にとって、このような球種を加えようとしているのはどれほどの価値があるか

「朗希には本当に感銘を受けている。2つの球種(直球とスプリット)だけで大きな成功を収めてきたにもかかわらず、メジャーで先発投手として偉大になるためには第3の球種が重要であると理解し、柔軟に受け入れているからだ。彼はその習得に真剣に取り組んでいる」

―1年前の今頃と比べて、チーム側からの提案をより受け入れるようになっていると感じるか

「そう思う。

だが、以前の彼に非があったわけではない。若手の選手というものは自分の足場を固め、居場所を確立しようと必死なものだ。だから彼が何かを拒絶していたわけではなく、自分が自信を持ってできることに集中していただけだろう。しかし、今や彼はメジャーの打者を実際に目にし、より良い先発投手になるためにどうすべきか、当然ながらよりオープンな考えを持つようになっている」

―朗希にとって今年のキャンプは重要なものになる

「その通りだ。しかし、朗希は若い選手なので、まだ成長の余地がたくさんある。我々も彼が良い投球をすることを期待しているし、彼自身もそれを望んで向上し続けようとしている。確かに重要な時期だが、どの時期も何らかの形で重要であるべきだ。朗希はまだ発展途上なのでシーズン開幕までに完全に完成することはないだろうし、それは想定内だ」

―そのカットボールのような新球は、以前のスライダーに取って代わるものなのか、それとも以前の球種も継続して練習しているのか

「それは分からないが、球団と朗希の双方が納得できるものを模索しているところだ。それ(新球)が以前の球種と比べて、特性や握りがどう違うのかまでは(私は)知らない。分かっているのは彼が第3の球種に取り組んでおり、我々全員の方向性が一致しているということだ」

―投手としてのタイプは違うが、朗希もグラスノーも昨年はけがを経験。今春の起用や4月の展望にどう影響するか

「朗希は今日2イニングを投げるが、全てが順調にいけば、今年は先発として通常の登板ができるまでに(肩を)つくれるはずだ。タイラー(グラスノー)についても同様だ。

彼は体格も立派だ。現在、通常のワークロード(投球における負荷)をこなせると確信している選手を挙げるとすれば、山本(由伸)と並んでタイラーと朗希が筆頭だろう」

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