◆米大リーグオープン戦 ダイヤモンドバックス7―10ドジャース(25日・米アリゾナ州スコッツデール=ソルトリバーフィールド)

 ドジャース・佐々木朗希投手(24)が25日(日本時間26日)、キャンプ敵地のダイヤモンドバックス戦で今季初登板。予定の2回を投げ切ることはできず、1回1/3を3安打2四球3奪三振で3失点だった。

防御率20・25。最速は98・6マイル(約158・7キロ)を計測した。

 初回。WBCドミニカ共和国代表の1番ペルドモに96・5マイル(約155・3キロ)直球を右前打とされると、2番タワは四球。1死一、二塁からWBCプエルトリコ代表の4番アレナドにはスプリットを捉えられ、左翼線への適時二塁打を許した。なおも1死二、三塁で5番バルガスには高めの95・5マイル(約153・7キロ)直球を痛打され、右翼線への2点二塁打とされた。その後のピンチは連続三振で切り抜けたが、立ち上がりに3点を失った。

 2回は先頭のジョーンズを新球カットボールで空振り三振に仕留めたが、続くガルシアを四球で歩かせて1死一塁となった時点で球数36球となり、交代を告げられた。36球のうちストライク17球、ボール19球と制球が不安定だった。

 WBCには出場せず、ドジャースでの調整に専念する朗希は今季、先発再転向で開幕ローテ入りを目指している。登板後には「良かったところと悪かったところが別れて、良かったところは少なかったですけど、球数を投げられたこと、まずけがなく終わって良かった思います」と振り返りながらも、「もちろん僕みたいな(開幕ローテ入りを争う)立場は開幕から100%の状態に合わせなきゃいけないので。そこを目標にしながらもシーズンをしっかり通せるように、小手先の変更だけじゃなくて、フォームだったり配球だったり、しっかり準備してやれればなとは思ってます」と前を向いた。

 試合後、ロバーツ監督は辛口なコメントを並べた。朗希に関する問答は以下の通り。

―今日の朗希についてどう思ったか

「彼は力みすぎていたと思う。この春の間、あのような姿は見なかったので、おそらく実戦に入ったからだろう。少し速球に頼りすぎていたようで、初回はカウントを悪くした。私の感じた限りでは、2回はよりうまく球種を交ぜ、制球も少し良くなっていた。私的には球数が多くなりすぎたことが問題だった。初回はストレスがかかり過ぎたので、最初の登板で追い込みたくなかった」

―これらの試合で進歩の肯定的な兆しを見る必要はあるか

「それは間違いない。今後を見据えて登板を重ねていく中で、まず第一に彼はもっとうまく球球を交ぜなければならないし、速球を制球する必要がある。さっきも言ったように、これ(今日の結果)は初戦のアドレナリンのせいだと考えている。だが、私はみんなの進歩を見たいと思っているし、特に昨年の実績をさらに積み上げようとしている朗希のような選手ならなおさらだ」

―彼が昨年行ったメカニクスの変更は見られたか

「正直に言って、今日は彼が自分のメカニクスを崩した最初の日だったと思う。今日は、ただ力みすぎていただけだと思う」

―朗希が追加したがっているスライダー系の第3の球種について

「彼にとって最も重要なのはスプリットを中心に投球を組み立てることだと思う。

ストライクを取ることも、(変化を)短くすることもできる。そこに速球を交ぜて制球し、それから第3の球種を磨く。だが今日は彼は悪いカウントに陥っていた。速球にいつもの感覚やコントロールがなかったし、それに初回にはスプリットを全く使わなかったと思う。だから私は今日の登板はあくまで彼の初登板の結果として片付けるつもりだ。これから2、3イニングと積み上げていけば、より良い登板が見られると思う」

―朗希が初回は自分でサインを出していたと。なぜ最初から速球重視だったのか

「その答えはこれから見つけ出すつもりだ。今は分からない。私も皆と同じように驚いた」

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