巨人の那覇キャンプは最終クール2日目。スポーツ報知評論家の村田真一氏はブルペンに直行して悩めるエース・戸郷翔征投手のピッチングに注目した。

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 少し安心したな。腕がしっかり振れていたよ。腕を下げたスリークオーターの位置でな、リーチも長いからムチのようにしなって見えた。キャッチャーの後ろから捕手目線で見させてもらったけど、ベース上を通過する際の球の加速、強さも感じられた。これならピタピタにコースへ投げ分けようとしなくても、ややアバウトで十分にファウルを取れると思うで。

 昨年まではもっと上から投げ下ろすイメージだった。フォークを落とそうという意識が強かったのか、少しずつバランスが崩れていったんやろな。阿部監督の「もっと大胆に」という助言は元捕手の言葉やし、「あ、これでいいんだ」って納得できると思う。何より一番大事なことは、戸郷らしい強いボールを投げること。そのためにはどの位置から、どんなイメージで投げ込むか。まだブルペンでの投球を見ただけでも大胆さは感じられたし、次のステップにいけるんちゃうかな。

 あとは対打者やね。

バッターがどう感じるか。その反応を見ることが最終段階になると思うな。直球から変化球への対応含めて、相手が打ちづらそうにしてるか。28日に予定されている登板では、そこが注目ポイントになる。多少の力みも入ると思うし、その中で新しいフォームを維持できるか。手首を寝かさないで投げ込めるか。期待したいね。(村田 真一)

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