2026年最新の「生成AI活用に関する調査」で、ビジネスパーソンの多くが生成AIを情報収集ツールとして活用している実態が明らかになった。株式会社日経BPコンサルティングが2025年11月に全国の20歳代~60歳代の企業勤務者1,000人を対象に実施したアンケートによると、生成AIを情報収集に利用している層のうち、約75%が「生成AIだけで情報収集を完結できる」と感じている と回答した。

これは、生成AIが日常のビジネスシーンにおける情報探索の手段として定着しつつある現状を示している。

 調査では、生成AIを「仕事における情報収集に使っている人」の割合も4割台を超えており、すでに多くのビジネスパーソンが実務で生成AIを利用していることが分かる。生成AIは、単なる検索エンジンとは異なり、概要の把握や新しい専門用語・概念の理解など、情報収集の初期段階で強みを発揮しており、特に「概要を素早く知りたい」「サービス名や企業名を知りたい」といった場面で活用される傾向が見られた。

 世代別では、20代のビジネスパーソンが他の世代よりも生成AIを積極的に使っている ことも分かった。情報収集における生成AIの利用率が50%以上の割合は20代で19.5%と最も高く、30代や40代を上回る結果になっている。この結果は、デジタルネイティブ世代が生成AIを情報探索や仕事の効率化に対して積極的に受け入れていることを示唆している。

 一方で、生成AIは万能ではなく、従来型の検索エンジンや企業の公式サイト、専門誌などと使い分けながら情報収集する傾向も見られた。例えば「業務課題の解決策を深く調べたい場合」などでは、生成AI以外の情報源を併用する人も多いという。こうした結果は、生成AIがビジネス情報の収集における重要なツールとなりつつある一方、従来の情報源との併用や信頼性の検討が引き続き重要であることを浮かび上がらせている。

 今回の調査は、生成AIの浸透がビジネスパーソンの働き方や情報収集の手法に変化をもたらしている現状を示すもので、今後の業務効率化やデジタルスキルの育成に関する重要な指標となりそうだ。

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