声優の梶裕貴が26日に自身のX(旧ツイッター)やインスタグラムを更新し、13年所属した事務所「株式会社ヴィムス」を4月8日で退所し、独立すると報告した。今後は新会社を設立し、ライフワークだという「音声AIプロジェクト」に注力する姿勢を示した。

 「この度、約十三年間お世話になりました株式会社ヴィムスを離れ、独立する運びとなりました」と伝えた。「グループ会社である前事務所から数えると、実に二十二年間。まさに、 私の声優人生のすべてを育んでいただいた場所と言えます。右も左も分からず、何者でもなかった自分を見出し、声優として、社会人としての礎を築いてくださったこと、 心より感謝申し上げます」と感謝した。

 独立に至った理由を説明。「今回、独立という道を選択いたしましたのは、声優としての可能性をさらに広げ、 一生涯、貪欲な表現者であるべく挑戦を続けていきたいから、という理由に尽きます。 そして、その目標を実現するために必要不可欠な柱となるのが、今では私自身のライフワークとも言える、音声AIプロジェクト 【そよぎフラクタル】の存在です」と説明。

 「私が目指しているのは、人間とAIが共鳴し合う、声の表現における歴史の改革です。 テクノロジーが進化し続ける今、あえてその渦中に飛び込み、自ら舵を取る。それは、 生身の人間だからこそ生み出せる”声の魂"の価値を誰よりも信じ、守り抜きたいと願うからです。この挑戦には、生半可な覚悟では臨めません。だからこそ、自分のすべてを懸けてプロジェクトを成功に導くべく、新たなチームを発足するに至りました。

長年にわたり、たくさんの愛を与えてくださった大切な場所から巣立つ以上、この決断が間違いではなかったことを、今後の活動を通して必ず証明して参ります」と意気込んだ。

 「なお、四月九日(木)からは、新会社の代表取締役として新たな一歩を踏み出すこととなりますが、四月八日(水)までは、株式会社ヴィムスの声優・梶裕貴として、変わらず全力を尽くして参る所存です」と新会社を設立するという。「これまで通り、誇りと責任、矜持を持って声優業に邁進して参りますので、引き続き、ご指導ご鞭撻のほど、どうか宜しくお願い申し上げます。自分にしか生み出せない新しいクリエイティブの形を求めて。このフラクタルを、世界へ」と締めくくった。

 事務所「株式会社ヴィムス」の公式サイトも同日に更新され、梶の独立を発表。「退所のお知らせ」と題し、「この度梶裕貴が、2026年4月8日(水)をもちまして退所し、独立することとなりましたのでご報告申し上げます。これまで梶裕貴を応援していただきましたこと心より深く御礼申し上げます」と報告。「弊社といたしましても、梶裕貴氏が【そよぎフラクタル】と共にさらなる飛躍を遂げることを願っております。そしてその前途を見守り、応援してまいります。今後とも変わらぬご声援のほどよろしくお願いいたします」とエールを送った。

 梶は人気アニメ「進撃の巨人」エレン・イェーガー、「僕のヒーローアカデミア」轟焦凍、「ハイキュー!!」孤爪研磨など多数の話題作で主要キャラの声優を務めている。

編集部おすすめ