J1清水は28日のアウェーG大阪戦(パナスタ、午後3時開始)に向け、25日に三保グラウンドで調整した。前節神戸戦で今季初勝利を呼び込んだ“覚醒中”のFW千葉寛太が、連勝のキーマンとして闘志を燃やす。
昨季は6月にJ2藤枝から復帰したが、スタメン出場はなく、途中出場8試合にとどまった。それでも今季は2試合目の京都戦から左インサイドハーフで2戦連続先発。新たな役割にも果敢に挑み、確実に立場をつかみつつある。「スタメンで出てこそやりがいがある。スタメンで出て、チームの勝利に携われることが幸せ」と充実感をにじませた。
21日の神戸戦では、その成長を結果で示した。前半19分、ポストプレーに素早く反応して背後へ抜け出し、相手の退場を誘発。数的優位をもたらし、試合の流れを引き寄せた。本来のストライカーとしての嗅覚も発揮し、果敢にゴールへ迫る姿勢で攻撃を活性化。今季はまだ無得点ながら、「毎試合、点を取りたい気持ちはあります。前の選手なので数字は必要。でも、それが第一ではない。
今季就任した吉田孝行監督も目を細める。「キャンプの頃からやりそうな雰囲気があったし、予想通りの活躍」。さらに「前線でプレーできるのは大きい。ギラギラしたものもあるし、宮代大聖に似ている」と将来性を高く評価する。かつて神戸で指導し、現在はスペイン2部ラスパルマスに期限付き移籍中のFW宮代大聖(25)を引き合いに出し、「もっと成長させたい」と期待を寄せた。
今季は複数ポジションに取り組んできたが、鹿児島キャンプでもプレーしていて、今は呉が入るワントップの立ち位置で試合に出ることも可能だ。左インサイドでチャンスメイクしながら、ゴール前でも積極的に仕掛ける。千葉の覚醒が、チームの勝利へとつながる。(伊藤 明日香)

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