3月16日(日本時間)に発表される米国の第98回アカデミー賞に「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」部門でノミネートされている映画「国宝」(李相日監督)のスタッフが27日、東京・外国特派員協会で会見した。

 この日、李監督とともに出席したのは、舞台面床山の西松忠氏、歌舞伎化粧の日比野直美氏、ヘアメイクの豊川京子氏。

25年間、李組に携わってきた豊川氏は「最初、監督から全部やれ、と言われたが歌舞伎の化粧を練習するとあまりにも大変。にわか仕込みでやるべきでない。役者にも失礼だ」と判断し、熟練者を探したという。

 そんな中、OSK日本歌劇団の出身で、ふだんは日本舞踊の出演者の化粧をすることが多い日比野氏に白羽の矢が立った。李監督は「クランクインの1週間前に合流していただきました」と感謝。日比野氏は「化粧は普通、数時間持てばいいのですが、映画の撮影では10時間、崩れないようにしなければならない。そのために下地に使う油を変えるなど悩みました」と振り返った。

 3人は候補になっていることに「驚きしかない」「まさかと思った」「不思議な気持ち」などと語り、いまも信じられない様子。受賞すれば日本初の快挙となる。

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