巨人の那覇キャンプは最終クール3日目に突入。あいにくの雨模様で室内での調整となった。

そんな中、スポーツ報知評論家の村田真一氏は長年見てきた岸田行倫捕手に注目し、成長を語った。

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 岸田も今年で9年目か。早いもんやな。今や巨人の正捕手と言っても誰も怒らんで。開幕スタメンマスクだったら初めて? それは意外やけど、今年は新キャプテンとして先頭で引っ張ってもらいたいね。

 彼の良さはどんな時でも、どんなことが起ころうとも準備が万端であること。例えば一塁走者がいて、想定外のケースで走ってきても、常に準備しているから冷静に刺すことができる。油断がないから慌てないんよ。昔、阿部監督が現役の頃、「あれは刺せなかったか?」と聞くと「まさかあの場面で走ってくると思ってなかったです」というのもあった。俺も何度かあったな。やっぱり油断はしちゃうんよ。それが岸田にはないんやな。

 配球はオーソドックス。投手の一番いい球を中心に組み立てて、リズムに乗せることができる。筋が通ってるから投げる方も気持ちよく投げているイメージや。課題はバッティングだったけど、最近は右方向にも強い打球が飛んでいる。長打もあるし、昨年は5番打者として打線の軸になっていた。頼もしい限りよ。

 走る方は置いといても、彼には声がある。そのキャラクターでベンチは明るくなるもんや。「走・攻・守」というより「声(せい)・攻・守」の三拍子でさらに飛躍してもらいたいね。(村田 真一)

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