◇宮様スキー大会国際競技会◇ジャンプ◇ノーマルヒル(27日、札幌・宮の森ジャンプ競技場=K点90メートル、ヒルサイズ100メートル)

 ノーマルヒルが行われ、男子成年組は五輪2大会出場の小林潤志郎(34)=Wyyn.=が1回目97メートル、2回目95メートルの247・4点で初優勝を飾った。女子は一戸くる実(21)=雪印メグミルク=が1回目2位から逆転で制した。

 1回目で1位となり、迎えた2回目。有利な向かい風を受けながら距離を伸ばし、連続でK点越えの飛躍をそろえた。飛型点は2回ともにトップの55・5点をマーク。今季W杯開幕メンバーの小林朔太郎(雪印メグミルク)らの追い上げを振り切り、「今できる最低限のことをやってる。調子が良くなっている手応えはある」とうなずいた。

 ミラノ・コルティナ五輪の代表入りを逃し、平昌、北京に続く3大会連続の出場を果たすことはできなかった。弟・陵侑(チームROY)が銅メダルを獲得した混合団体などのジャンプ種目は、テレビで観戦。二階堂蓮(日本ビール)が個人で2つのメダルを獲得するなど若手の活躍も目立ったが、「日本人としてジャンプをやってる身としてすごいうれしかった。次は自分がそういうところに立てるようにと思ってやっていきたい」と気持ちを新たにしている。

 妹・諭果=CHINTAI=は、今季限りでの引退を決断した。自身も今年6月に35歳の誕生日を迎えるが、「体の変化は感じていない。まだいけると思ってやっている」と30代中盤になってもフィジカルの衰えはないという。

2030年に38歳で迎える冬季五輪出場、メダル獲得にも意欲を示し、「限界を感じないようにもっと上を目指したい。(38歳は)一番良い時期。若い人には持てない引き出しをたくさん作って大きい舞台に立てれば」。日本男子ジャンプ陣を引っ張る弟に負けじと、小林家の長男として結果を残し続けていく。

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