卓球 ◇WTTシンガポール・スマッシュ 第6日(27日、シンガポール・OCBCアリーナ)

 【シンガポール 27日=宮下京香】女子シングルス3回戦が行われ、世界ランク10位の早田ひな(日本生命)が、同5位の蒯曼(かいばん、中国)をフルゲームの末に破り、8強入りを果たした。WTTの大会では過去3戦全敗だった因縁の相手を大舞台で初めて破った。

中国の世界ランク5位以内を破るのは、24年2月の世界選手権団体戦決勝で当時世界ランク3位の陳夢(ちん・む)を破って以来。同年夏の左手首負傷を乗り越え、目標の28年ロサンゼルス五輪に向けても、弾みのつく勝利となった。

 2―2の最終ゲームは6―9から追いつき、相手に先にマッチポイントを握られたが粘った。11―11から最後はバックサーブをこの試合で初めて出して攻めた。サーブ3球目のバックドライブで押し切ると、両腕を突き上げ、喜びを爆発させた。「率直にうれしいです。左手首のけがもあって苦しい時間もあったので、少し報われたなと思います。もう勝てないかと思うことは、今日までありました。攻めきるのが自分の良さ。良さを生かして勝負する。今日はそういう自信を持って戦うことができました」と声を弾ませた。

 28日の準々決勝では、世界ランク1位の孫穎莎(そん・えいさ)と石洵瑶(し・しゅんしゃお)=ともに中国=の勝者と対戦する。

張本美和(木下グループ)と組む女子ダブルスでも決勝に進んでいる。

 ◇シンガポール・スマッシュ 世界ツアー「WTT(ワールド・テーブル・テニス)」において最も格付けが高いグランドスマッシュ。年間で最大4大会。今年は6~7月に米国、8月に欧州、10月にも中国で開催。男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの5種目を行い、世界ランクに関わるポイントも大きく、各種目優勝で2000ポイント。賞金総額は155万米ドル(約2億4000万円)、シングルス優勝者には、賞金10万ドル(約1500万円)。

編集部おすすめ