巨人の李承ヨプ(イ・スンヨプ)打撃コーチ(49)が27日、最終盤を迎えている今春キャンプの成長筆頭株に石塚裕惺内野手(19)と荒巻悠内野手(23)を挙げた。日韓通算626本塁打を誇るアジアの大砲は「若い選手中心にみんな練習も多くやってくれて、けが人もいない。

ここまで順調です」といい、昨年の秋季練習から変化した選手を問われると「石塚も荒巻も良くなっている」と目尻を下げた。

 2人は秋季練習参加後、豪州ウィンター・リーグなどを経てキャンプで研さんを積む。22日の中日とのオープン戦(北谷)でマルチ安打を記録している石塚には「引っ張ったり右方向に打ったり両方できる選手なのがいい」と評価。同戦で適時打を記録していた荒巻には度々直接指導も施す中でタイミングの取り方などに良化傾向を感じている。「秋に比べるとスイングがシンプルで、形が完璧に近い。打球も体に比べてあまり飛ばない感じでしたが、今はインパクトの音がすごくいい。芯に捉える数が増えている」と成長を明かす。

 V奪回は2人のような若手の台頭はもちろん、ベテランの力も重要。プロ20年目の坂本も今キャンプで元気いっぱいだ。スンヨプコーチは坂本のプロ1~4年目だった07~10年に共闘。主力となって働く姿も目にしてきただけに「自分が知っている坂本になってくれたら、もっと強いジャイアンツに戻る。ジャイアンツの目標は常に優勝。

すごく一生懸命やってくれている」と期待は大きい。

 この日は午前の練習後、ベテランや外国人は自主練習だったが、坂本や松本らが精力的にバットを振った。「自分たちで練習しようとする姿勢も素晴らしいし、裏方もサポートしてくれる。それを見て後輩たちも練習する。自然にそういう流れになっていて、これは強くなるチームの条件だと思っています」。スンヨプコーチもサポートしながら、常勝復活への道をたどる。(田中 哲)

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