巨人の主将・岸田行倫捕手(29)が27日、韓国・サムスンを相手に迎える28日の練習試合で先発バッテリーを組む戸郷翔征投手(25)の全力サポートを誓った。同戦で今季初マウンドに上がる戸郷だが、今キャンプはフォーム改良に取り組み続けてきた現状を、岸田も映像でチェック済み。

上々の“リスタート”を切らせるべく、献身的に支えていく。昨季は捕手陣最多の13試合でコンビを組んだ右腕と二人三脚で、完全復調への道を歩む構えだ。

 単なる練習試合ではない。復活を目指す戸郷の大事な一歩を、新主将がサポートする。岸田は雨上がりの球場から帰路につきながら、28日のサムスン戦でコンビを組む右腕への思いを言葉にした。

 「フォームを試行錯誤しながらやっていますし、2人で話して試合に入って。試合でいろいろなことが出てくると思うので、しっかりコミュニケーションをとりながらやっていきたいです」

 その取り組みはしっかり目に焼き付けてきた。出力アップのため、リリースポイントを下げたフォームに改良中の戸郷。岸田はブルペンで組む機会はなかったものの「映像で見たりしています」と過程をチェックし、実戦をイメージしながら対打者への考えを巡らせてきた。

 昨季先発バッテリーを組んだ13試合は、7勝4敗で防御率2・74。悩みながら試行錯誤を続ける姿を近くで目の当たりにし、V奪回へ不可欠な存在だからこそ「僕も何とか力になりたい気持ちもあった。戸郷自身も、今年必ずやり返す気持ちで入ってきていると思う」と、キャンプイン前から名前を挙げて期待の言葉を口にしてきた。

 チームは21日・ヤクルト戦(那覇)の6回からオープン戦22イニング無失点を継続中だ。扇の要として「みんな状態いいですよ。練習試合やオープン戦とはいえ結果が出ているのはいいボールが行っているから」と投手陣の充実ぶりを実感。キャンプ最終戦も0封締めをアシストし、シーズンへの調整が本格化する3月に向けて弾みをつける。

 この日は練習試合が雨天中止となり、室内フリー打撃などで調整。主将として最初のキャンプも残り2日となり「今まで以上に周りを見てというか、今までにないキャンプになりました。より、しっかりやらなきゃいけないなと」。心優しき新主将が、プレーと背中で巨人を支えていく。(内田 拓希)

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