政治ジャーナリストの田崎史郎氏が28日、テレビ朝日系「ワイド!スクランブル サタデー」(土曜・午前11時半)に生出演した。

 番組では、消費税の減税などを超党派で議論する国民会議の初会合が26日に首相官邸で開かれたことを報じた。

 今回の国民会議は、2年限定の飲食料品の消費税率ゼロや「給付付き税額控除」の制度設計がテーマ。

 高市早苗首相は消費税減税を巡り、物価動向や感染症拡大などの事態に合わせ、税率を柔軟に変更できないかと提起した。飲食料品の税率ゼロに向け夏前に中間取りまとめを行い、早期に法案を提出したいと意欲を表明した。

 会議には自民党と日本維新の会、チームみらいが参加。中道改革連合と国民民主党は出席を見送った。参政党、共産党、れいわ新選組は会議に呼ばれなかった。

 こうした状況にMCを務める同局の松尾由美子アナウンサーは「国民会議について一言で言うとすると、今どんな状況でしょうか?」と田崎氏に尋ねた。

 田崎氏は「一言で言うとですね…議論がまだ始まっていなくてですね。入り口の段階で駆け引きばっかりやってる…そういう印象です。今の段階では」と解説した。松尾アナは「これは野党のことを言っていますか?それとも、与党の?」と聞くと「これは政府与党も含めて駆け引きですね」と指摘していた。

 さらに松尾アナは「確かに本筋とは違う部分で天秤にかけている段階のような感じがしてしまうんですけれども」とし「まずはちょっと与党側の話をお伺いしていきます。

超党派の国民会議ということですから、もうみんな分け隔てなく呼べばよかったんじゃないかと思いますけど、それはどうして特定の政党に絞った?」と質問した。

 これに田崎氏は国民会議は「高市総理は、去年の秋の所信表明演説で超党派でやりたいという趣旨の話をされているんです。でも、超党派となると、給付付き税額控除に反対している消費税、全部やめろと言っている参政党とか、共産党まで含めなきゃいけない。だから、そこにはチケットを渡さなかったわけですね。だから、そこで、まず政権側が選別しているということが言えると思います」と解説した。

 松尾アナは「もともとは、立憲の野田さんが石破さんに提案して…話し合う枠組みだったものが、ここに発展していったという考え方でよろしいですか?」と聞くと田崎氏は「そうですね。所信表明の前に、昨年9月なんですけれども、自民党が石破さん、立憲民主党は野田さん、公明党の斉藤鉄夫さん、それぞれの代表が集まって、給付付き税額控除で協議会を作りましょうと合意しているわけですね。それでも、政権が変わったんですけれども、先ほど申し上げたように、高市さんはそれを引き継いで、3党でやりましょうと。3党というか、与野党でやりましょうということを提案したわけです」と解説した。

 さらに松尾アナは「中道や国民民主の参加を待たずに、見切り発車と言われていますけれども、これは高市総理としては想定していたものだったんでしょうか」と尋ねた。田崎氏は「誤算と言えば誤算です。それは、今申し上げたように、合意してスタートしているわけですから。

でもこの誤算を招いた原因は、高市さんにあって、本来なら今年1月23日に通常国会召集されてすぐ解散になりましたけれども、その通常国会召集前に国民会議が開かれる予定になってたわけです。それをぶち壊して、解散に踏み切ったためにこうなってるんで、誤算を招いた責任は、高市さんの責任が大きいと思います」と解説した。

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