◆明治安田J1百年構想リーグ▽第4節 G大阪2―2(PK5-4)清水(28日・パナスタ)

 J1清水はアウェーでG大阪と対戦し、PK戦の末に敗れた。前半に2点をリードされたが、後半38分にFW北川航也(29)、同41分にFWカピシャーバ(29)が立て続けにゴールを決めて同点に追いついた。

PK戦は4―5で屈し、2連勝はならなかったが、貴重な勝ち点1をつかんだ。

 PK戦でGK沖悠哉(26)が相手5人目のシュートに反応し、右手を伸ばした。ボールに確かに触れたが、無情にもポスト内側に吸い込まれていった。後半38分から北川、カピシャーバのゴールで追いつきPK戦に持ち込んだが、その勢いを生かすことはできなかった。吉田孝行監督(48)は「前半に得点し、失点を防げていれば勝ち点3を取れた試合。決め切れていないのが今の自分たちの現状。修正していきたい」と振り返った。

 これまでセンターFWを務めたFW呉世勲(27)に代わり、FW高橋利樹(28)が今季初先発。高さを生かす呉とは異なり、背後を狙う役割を託されたが無得点。決定機を生かせないまま2点を許した。

 終盤、これまで複数ポジションに挑戦させてきた吉田監督の采配が光った。後半14分に交代カードを切り右ウィングの北川をセンターFWへ。

同32分にはDF北爪健吾(33)を右サイドに投入し、サイド攻撃を活性化させた。カピシャーバの左クロスにゴール前へ滑り込んだ北川が、つま先で押し込み1点を返す。3分後、今度は北川の右クロスにフリーで反応したカピシャーバがネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 カピシャーバは「1週間準備してきた中で、スペースが空くことは認識していた。アウェーで2点差を追いつけたことは自信になる」と胸を張る。指揮官も「選手たちの諦めない姿勢は非常に評価できる」とたたえた。土壇場で勝ち点1をもぎ取った。次戦7日のC大阪戦では、この粘りを勝ち点3につなげたい。(伊藤 明日香)

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