落語家の笑福亭三喬が1日、東京・江東区の深川江戸資料館で「喬若改メ三代目笑福亭三喬襲名披露公演」東京公演を行う。このほど、スポーツ報知の取材に応じた。

 2月1日に襲名。大阪を皮切りに全国を回っている。襲名は「師匠の七代目松喬襲名の時に『お前、三喬継ぐなら、襲名やな』みたいな話をしていて」。順調に進む予定だったが、襲名時期をずらした結果、コロナ禍に。7年ほどの年月が経ち「この7年間は本気で落語をした」と胸を張る。「緊張感が比例して、7年分のプレッシャーがしんどかった。なんとか走り抜けた」と振り返った。

 笑福亭鶴瓶には共演する度に「笑福亭三喬、継ぐらしいんですよ」「笑福亭三喬です」と声をかけられた。楽屋でも先輩から遊ばれたが、「全然慣れない」と告白。「(お祝いで名入り箸をもらった時に)なんでうちの家族に師匠おんねんと思ったら俺や」、「(チラシに)三喬って書いてあって『師匠の会やな』と思ったら、(写真見て)俺やって」と続けた。

 デビュー当時から使った喬若の名前には「寂しい。でも、もう若くもないし、ちょうどいいかなと」と心境を明かした。

現時点で弟子はいないが、後継については「師匠って大変だと思う。妻帯者なので20歳とかの子が来たら大変だろうな」と考えながらも「誰かいらっしゃったら、ぜひ」と笑った。

 落語に興味を持ったのは幼稚園の頃、。電車が好きな少年は「落語好きな父親が録りためたテープをガッチャンッてやるのが好きだった」。電車を擬人化した話にのめり込み、何度も聞いていたという。大学から始め、所属した落研の先輩・七代目笑福亭松喬に入門した。

 大阪を中心に活動するが、2019年からは東京でも独演会を行う。「年1回しかやっていないから、新鮮味がある。持っているネタが50くらいしかないから、大阪だと『あれやるな』みたいなことになる。でも東京の人は聞く話が初めてな(人が多い)ので新鮮な感じ」と違いを明かし、当日を心待ちにしている。(中西 珠友)

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