3月3日付で定年引退となる国枝栄調教師(70)=美浦=は、中山9R・富里特別(4歳上2勝クラス、芝2000メートル=10頭立て)に出走した3冠牝馬アパパネの子、バードウォッチャー(牡5歳、父ブラックタイド)の6着がラストランとなった。

 レースは6番手に構えて、道中で前を行くキャピタルリッチが落馬したあおりを受ける危ない場面もあったが、何とか立て直してゴールまで走り切った。

 すべてのレースを終えて国枝師は「無事に終わってよかったと思います。今も馬が故障して、うちのは後ろにいて危なかったので、馬も皇成(三浦騎手)も無事に終わって本当にすっきりしてます」と、ヒヤリとする場面のあった人馬を思いやった。

 これまでの調教師人生を振り返っては「長かったようで短かったように感じます。この後は健康なので、そのへんをフラフラしていますよ」と笑った。さらに引退後は馬券を楽しむのかと報道陣から聞かれると、「馬券? 馬券は無理だね(笑)。そういうのは“よそう”」と“国枝節”で締めくくった。

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