◇宮様スキー大会国際競技会◇ジャンプ◇ラージヒル(1日、札幌・大倉山ジャンプ競技場=K点123メートル、ヒルサイズ137メートル)

 ラージヒルが行われ、女子は岩佐明香(29)=大林組=が1回目135・5メートル、2回目113メートルの199点で3年ぶり2度目の優勝を果たした。男子は複合で2018年平昌五輪に出場した山元豪(31)=ダイチ=が初優勝。

岩佐勇研(26)=東京美装=が3位に入った。

 岩佐明が3年ぶりに頂点に立った。2回目は113メートルと距離を伸ばせなかったが、首位に立った1回目の“貯金”で逃げ切りに成功。「昨日の練習で良い感覚をつかんでそのイメージのまま1本目に入れたのが良かった。風に惑わされることなく自分の技術に集中できた」と白い歯をこぼした。

 気象条件を想定したイメージトレーニングを前日から重ねて試合に臨んだ。この日は強風が吹き荒れ、風速2メートル超えの風を受ける選手もいる中、岩佐明は「3月は風が強いのはわかっているので、どんな風が吹いても距離を伸ばすイメージが大事。今、クルム(オーストリア)でフライングヒルの大会をやっていて、その動画を見て良いイメージをもらえた」。1回目は同1・75メートルの有利な向かい風を味方に135・5メートルに着地。風で飛型を乱すことなく、これ以上飛ぶと危険とされるヒルサイズ(137メートル)に迫る大ジャンプを披露した。

 日本ジャンプ界を牽引してきた小林陵侑(チームROY)や高梨沙羅(クラレ)と同じ96年生まれ。同世代がミラノ・コルティナ五輪でメダルを獲得する姿をテレビの前で見届けた。

「私本当に行けなかったんだなと思ったり、何で雪かきしているんだろうと思いながら過ごしていた。でも、活躍する選手を見てまた4年、一生懸命頑張っていきたいと思った」。来月には30歳の誕生日を迎えるが、闘志もフィジカルも衰えていない。

 日本ハムファンで、3月にはオープン戦を観戦予定。今季は山県秀内野手に注目している。圧倒的に勝ち切るという決意が込められた「DOMIれ!」という球団のチームスローガンを共有し「DOMI(ドミ)ってほしい。場所は違えど、ともにDOMIっていきたい」。4年後の大舞台に向け、黄金世代の道産子が若手に食らいついていく。(島山 知房)

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