J2藤枝はJ2いわきとの今季初となるアウェー戦を2―1で勝利し、2勝目を挙げた。前半11分、MF菊井悠介(26)が先制ゴール。

同30分に同点に追いつかれるも、後半29分、明大から今季加入したFW真鍋隼虎(22)がプロ初ゴールとなる決勝点を挙げた。今季初スタメンで、国士舘大から加入したMF近藤優成(22)も全得点に絡み、今春大学卒業予定のルーキー2人が勝利を引き寄せた。

 真鍋が右足を一閃し、勝ち点3をもぎ取った。後半29分、近藤のロングスローからヘディングでつながれたボールを思い切り蹴り込んだ次の瞬間、歓喜の時が訪れた。右CK付近で両手を広げて待っていた仲間の胸へと飛び込むと、次々とチームメートが覆いかぶさった。「チャンスをもらいながら結果を出せず、悔しい思いをしてきた。本当にやっと点を取れた」とルーキーは安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 タフさと得点感覚を買われ、第2節の松本戦(2月14日、2〇0)から3戦連続でワントップとして先発。結果を残せなかった中、この日放った唯一のシュートが勝利につながった。試合までの練習で、ロングスローからのこぼれ球を狙い続けてきた成果を形にした。

 槙野監督は若手育成を強く意識。この日は立正大から加入したMF中村優斗(22)を含む大学から新加入の3選手が先発し、途中から関大出身のMF三木仁太(22)もピッチに立った。

「“大卒”が堂々とプレーしてくれたことを非常にうれしく思う」と目を細める。続けて「昨年までプレータイムを確保できなかった選手を輝かせてあげたい」とチーム全体の底上げへの自信を見せた。

 この日の先制点は、近藤のシュートが左ポストに当たり、はね返りをMF菊井悠介(26)が決めたもの。決勝点の起点となったロングスローを含め、初先発で期待に応えた近藤は「監督は若手とか関係なく、いい選手を使ってくれる。本当にうれしい」と感謝した。

 次戦は磐田との静岡ダービーだ。「1点取っただけ。積み重ねていかないといけない」と真鍋。期待の新人が大一番で再び輝きを放つ。(伊藤 明日香)

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