巨人は1日、春季キャンプを打ち上げた。阿部慎之助監督(46)は若手とベテラン、新戦力の融合による充実の1か月を「素晴らしい土台作りができた」と総括し、レギュラー白紙のサバイバル継続を明言。

本拠地のオープン戦初戦となる14日の日本ハム戦(東京D)から開幕を見据えたメンバーで戦う意向を示し、そこまでの遠征6試合が「リミットになる」と競争の見極め期間に設定した。

 生まれ変わる準備ができた。阿部監督が充実のキャンプを打ち上げた。午前のみの練習となった最終日も温暖な那覇の気候の中で野手はシートノック、フリー打撃と中身の濃いメニューを消化。全員で手締めし「素晴らしい土台作りができた」と総括した。その上で「東京ドームに戻る頃には開幕を見据えてやりたいと思っている」と競争の見極め期限を明言した。

 東京Dでのオープン戦は14日の日本ハム戦が初戦。そこまで6日からのオリックス、阪神、ソフトバンクとの遠征6試合があり「そこがリミットになる。(東京Dに)帰ってからはシーズン仕様でやりたいので。少ない試合数だけど何とかアピールしてほしい」とサバイバルは最終章に入る。

 2月1日に宮崎でレギュラー白紙、横一線を掲げてキャンプイン。3日間、松井秀喜臨時コーチの指導も受けた。

13日に沖縄に移動後は対外試合を6試合。「全員にチャンスがあるといって、ベテランも若手もすごく意気込みを感じた。それが一番の収穫」。昨年はキャンプ中に実戦出場がなかった坂本が、志願してオープン戦初戦から出場するほど超速仕上げ。若手も刺激を受け高め合った。

 WBC出場の大勢、侍サポートメンバーの中山は宮崎までの参加となったが、現状の1軍40人中14人が新戦力と活性化。激しいアピール合戦で1、2軍の入れ替えは一度もない。キャンプが終了しても「白紙ですよ」と強調する。一、三塁はリチャード、ダルベック、荒巻、三塁は坂本、石塚。外野も新人の皆川らが躍動するなど各ポジション良い意味で布陣が読めない。

 出場機会確保のため2、3日に2軍のWBCチェコ代表、オーストラリア代表戦(宮崎)に1軍から参加する横川、田和、森田、山瀬、小浜、荒巻、知念、宇都宮の8選手は帰京後、1軍に戻る予定。1軍生き残りをかけた厳しい争いは続く。

「まだまだこれから。まだ入れ替えもしてないので。いいものを見せてくれたら」と呼びかけた。

 2年ぶりリーグ優勝、14年ぶり日本一へ今季は「新しいチームを作る」と変化を掲げる。戦力見極めについては「今もいろんな悩みが多いけど、もっと悩ませてほしい」とし、「ジャイアンツのことが好きだし、このチームを勝たせたい」と誓った。新生・阿部巨人の開幕戦は3月27日の阪神戦(東京D)。その2週間前の「3・14」までのビジター6番勝負が熱いバトルになる。(片岡 優帆)

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