読売テレビ主催の「第15回ytv漫才新人賞決定戦」が1日、大阪市内の同局で開催され、芸歴6年目のぐろうが優勝した。1stラウンドは「EXILEの棚卸し」のネタで7組中最高の459点。

最終決戦は「表札」のネタでしゃべくり漫才で審査員の支持を勝ち取った。投票数4―1でシカノシンプを下し、賞金100万円を手にした。

 関西若手漫才師の登竜門で念願の頂点だ。3年連続3度目の出場。家村涼太(28)は「ノミネートとかファイナリストとかばっかりだったので、本当にでかい」と笑顔。高松巧(29)は「3年かかってる。優勝したら泣くんかなとか思ってたんですけど(涙が)一滴も出ないくらいうれしかった。やっと(新人賞に)出なくていい」と心からホッとした表情を浮かべた。

 2年前は準優勝で悔しさを味わい、昨年は1stで4位だった。家村は「掛け合いを増やしました。8―2を6―4ぐらいに」と2年間の変化を説明。「ネタ丸投げから話し合う時間が増えました。

高松の意見を聞くように丸くなった」と成長を自負して笑わせた。

 この日、審査員の霜降り明星・粗品は、高松のツッコミに対して「展開の提供以外の何か役割があれば」と指摘。「そこを改善したら、全国の賞レースにも出ていける。また相方と向き合う日々が続くなという感じですね」と高松。“辛口評価”も真摯(しんし)に受け止め、さらなる進化を目指す。

 2人は「やっとスタートに立てた」と話す。賞金100万円の使い道に、高松は「クレジットカード地獄を抜け出して、後輩も増えてきているのでみんなでご飯にいきたい。親にも渡したい」とニヤリ。家村は「僕は称号でいい」と言いながら、きっちり半額は要求。今後のために「衣装がずっと一択なんですよ。2着目、3着目いけたら」と現実的な使い道を示した。

 ◆ぐろう 高松 巧(たかまつ・たくみ)1997年2月16日、奈良・香芝市出身。

29歳。ツッコミ担当。家村 涼太(いえむら・りょうた)1997年8月28日、名古屋市出身。28歳。ボケ担当。ともにNSC大阪校42期生として同養成所で出会い、2019年にコンビ結成。24年に関西演芸しゃべくり話芸大賞で優勝。ytv漫才新人賞は24年に初出場で準優勝。昨年は1stラウンド4位。

 昨年の決定戦で自身初の賞レース審査員を務めた「霜降り明星」粗品(33)が、2年連続で登場。前回はオーパスツーに77点という衝撃的に低い評点を与えたが、今回も生姜猫に78点のジャッジで「面白くはない」と批評してスタジオをヒヤヒヤさせた。

 昨年12月の「女芸人No.1決定戦 THE W 2025」でも審査員を務めた粗品は、エルフ・荒川(29)を「お前もスカしたな(批評を真っ正面に受け止めなかった)」と突き放したことが話題に。

この日は、生姜猫・カンサイ(23)が敗退決定時に「僕たちは面白いです!」と“捨てゼリフ”を吐いたことに、粗品はボケ半分で再び「スカしたらアカンよ」と発言。MCのブラックマヨネーズ小杉竜一(52)に「それ聞いたら、もうドキっとするから!」とツッコまれていた。

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