日本がチュニジアと対戦する1次L第2戦は、W杯通算1000試合目。その記念すべき一戦が行われるのはメキシコ・モンテレイだ。

メキシコでは2月下旬に麻薬組織リーダー殺害を受けてグアダラハラなどで暴動が起きているが、800キロ近く離れているモンテレイでの被害はなし。モンテレイのあるヌエボ・レオン州のガルシア知事は治安強化に全力を注ぐと宣言しており、大通りの角には何台もパトカーが常時停車し、ヘリコプターでの巡回もあるという。モンテレイ在住の日本人も「イベントの中止もないですし、外食や普通の活動を一切変えていないので、心配することはないですね」と話した。

 W杯開幕まで100日を前にした2月27日には試合会場のBBVAスタジアム内で「日墨スポーツ交流シンポジウム」が開催され、日本代表の長谷部誠コーチ(42)や在メキシコ日本大使館の本清(ほんせ)耕造大使がガルシア知事などと交流。同28日には長谷部コーチが現地の日本人とメキシコ人の子どもたちにサッカー教室を行うなど友好的関係も築く。6月の最高気温が40度近くにもなる同地では暑熱対策として事前合宿も実施されるが、環境面での不安はない少ない。万全の準備を整え、メモリアルマッチで勝利をつかむ。

◇メキシコ・モンテレイ 北東部に位置するヌエボ・レオン州の州都。メキシコ第3の都市で、同地には日本企業が多くあり、700人近い日本人も暮らす。シエラ・マドレ山脈などに囲まれており、山脈に当たった熱風がたまることから6月でも平均最高気温は34度を記録する。日本が事前合宿を行うのは、天然芝2面がある「ティグレストレーニングセンター」。メキシコでは動画配信サイトの普及で「ワンピース」「鬼滅の刃」など日本の漫画やアニメ人気も高いという。

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