歌舞伎俳優の中村壱太郎、尾上右近が出演する「花形歌舞伎特別公演『曽根崎心中物語』」(近松門左衛門作、中村鴈治郎監修)が3日、京都・南座で初日を迎えた。開幕前には2人が劇場前に姿を見せ、イベントを行った。

 壱太郎は「右近君とがっつり2人でやらせていただきます。昨年、私も(所作担当で映画『国宝』に)関わりましたが、映画でこの演目を多くの人が知ることになったのは大きい。曽根崎心中ブームの中、『曽根崎心中物語』という新しい形でできることがうれしい」。

 チケットの売れ行きも好調。劇場の構造上、一部が見えづらい3階左右見切れ席(2等席)を残すのみ。「連日満員御礼になり、毎日SNSからもいろんな感想を聞きたいと思っています」とあいさつした。

 小雨降る中でのイベント。集まった人々とハイタッチしながら登場した右近は「あいにくの雨ですけれど。私は雨男でございます。気合を入れるほど雨が降る雨男です。気合をいっぱい入れて盛り上げていきます」と話した。

 元禄時代に実際におきた心中事件をもとに、遊女・お初と手代の徳兵衛の究極のラブストーリー。

2つの役を2人が役替わりで演じるのも話題で、映画「国宝」にも登場した名作が新演出で上演される。

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