黒板とノートに向かう教室の風景に、生成AIという新しい相棒が加わりつつある。だが、その存在を最も身近に感じているはずの子どもたちは、決して無条件に頼ろうとしているわけではない。

小・中・高等学校向け教科書を発行する光村図書出版株式会社は、小学生347人、中学生171人の計518人を対象に、生成AIの使用実態を調査した(2026年1月7日~9日実施)。

 学校の授業で生成AIを「使ったことがある」と答えたのは25.5%にとどまった一方、日常生活では35.9%と10.4ポイント高い結果に。中学生では日常利用が45.6%と約半数に達した。利用サービスは「ChatGPT」が約8割で突出し、2位の「Google Gemini」は約3割だった。

 学習目的では「好きなことやわからないことを調べる」が学校・家庭ともに約7割で最多。家庭では「雑談」(19.0%)や「悩み相談」(18.4%)も一定数みられた。一方で、「生成AIがあれば勉強は不要になるか」との問いには45.8%が「そう思わない」と回答し、「そう思う」(20.1%)を大きく上回った。さらに、AIより人と一緒にしたいことの1位は「雑談」(44.2%)。子どもたちはAIを使いこなしながらも、人との関わりや学びの価値を見据えている姿が浮かび上がった。

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