J2藤枝は7日のホーム磐田戦に向け、3日に焼津市内で調整を行った。今季初の静岡ダービーで、チームは初の連勝を狙う。

FC東京から育成型期限付き移籍中のU―23日本代表DF永野修都(19)は、同じく日の丸を背負う磐田のMF川合徳孟(19)との対戦を心待ちにした。

 プロキャリア初のダービー戦。「同じ静岡のチームということもあって、本当に負けられない試合になる。川合と対戦するのも楽しみですし、しっかり準備していきたい」と気持ちを高めた。川合とは、1月のU―23アジアカップ(サウジアラビア)で初の2大会連続優勝をともに経験した間柄。遠征中も親交を深め、「すごく仲が良くて、キャンプ中もずっと一緒にいた。仲がいいからこそ、絶対に負けられない」と笑みを浮かべる。その実力も高く評価。「足元の技術が高く、自分で受けてターンし、運ぶことができる。スルーパスも出せる選手で、攻撃面では代表の中でもトップクラスの質を持っている」と警戒を強めた。

 一方、永野自身も確かな存在感を示している。フィールドプレーヤーでただ一人、今季ここまで全4試合にフル出場。

今季初アウェーとなった前節いわき戦(1日、2〇1)では、ロングボールを頭でつなぎ、決勝点となるFW真鍋隼虎のゴールをアシストした。3バックの左で先発し、途中からボランチにも入り、存在感を示した。藤枝ではこれまで最終ライン中央や右でもプレー、万能ぶりを発揮している。「ポジションによって求められる部分は変わってくる。自分の良さも出せるシーンもあったと思うので、もっと質と強度を出していきたい」と語った。

 元日本代表DFの槙野智章監督からは「日本でプレーする時間はもう少ないと思っている」と絶賛された。日本代表主将のMF遠藤航のプレーを近くで見てきた指揮官は、「自分が経験していないポジションで、求められていないタスクをこなしながらどんどん幅を広げていった姿を間近で見ている」と話す。リベロや左右のストッパー、ボランチなどで経験を積んで成長した“遠藤型育成プラン”で、永野をさらに進化させる方針だ。未来の「サムライブルー」が、ダービーで輝きを放つ。(伊藤 明日香)

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