大相撲春場所(8日・エディオンアリーナ大阪)に向け幕内・藤ノ川(伊勢ノ海)が3日、横綱・大の里(二所ノ関)のいる東大阪市の二所ノ関部屋へ出稽古した。最初の一番から下からの鋭いのど輪で192センチの大の里を攻め込んだ。

「とりあえず、もう駆け引きとかなしで前に出ることしか考えてなかった」と真っ向勝負で胸を借りた。相手がたまらずはたくなど、持ち前のきっぷのいい相撲をみせた。

 いきなり5連敗したが、右下手を引いて前へ、そのまま押し込んで初勝利。続いて、低い体勢から右をねじ込んで押し出して2連勝した。「あっちがのけぞったんで、相手をあわてさせられたのがよかった」とうなずいた。一方で「圧力もあるけれど体が柔らかい」と強さを感じ取った。

 自己最高位の前頭2枚目となり、大の里との対戦が決定的。大の里から手合わせを熱望され、赴いたという。大の里とは教習所以来の稽古。当時は大の里のほかに大関・安青錦(安治川)、幕内・伯乃富士(伊勢ケ浜)もおり「めっちゃ強かった。のちの横綱、大関がいたと思うとすごい」と懐かしそう。今後も出稽古を重ねて初日を迎えるという。

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