J2藤枝は7日のホーム磐田戦に向け、3日に焼津市内で調整を行った。地元静岡の富士市立高から加入した高卒ルーキーFW山崎絢心(けんしん、18)は、連勝が懸かる今季初の静岡ダービーに特別な思いを抱いている。

 山崎は8日の開幕・ホーム岐阜戦で右ウィングバックとして途中出場。前節は出番がなかったものの、練習では今季就任した元日本代表の槙野智章監督から「絢心」と下の名前で呼ばれ、マンツーマン指導を受ける。Jの舞台で痛感した足元の技術や、ボールを受ける際の質の向上を課題に、日々研さんを重ねる。指揮官は「まだまだ足りないところもある」と課題を挙げつつ、「ドリブル突破や個人のクオリティーは他の選手にないものがある」と期待を寄せる。

 山崎にとって磐田は“因縁”の相手だ。高校2年の9月に練習参加したが、全体練習には加われず、入団には至らなかった。「自分の実力では参加させてもらえなかったのが、すごく悔しかった。絶対に見返してやると思った」と当時を振り返る。「自分が試合に出て活躍し、『なんで取らなかったんだろう』と思わせるプレーがしたくて藤枝に入った。ピッチに立ったら、その思いをぶつけたい」と闘志を燃やす。

 母校の富士市立高は、磐田ユースと同じプリンスリーグ東海に所属。ユースから昇格した磐田DF甲斐佑蒼、MF石塚蓮歩とも対戦してきた。

特に甲斐とはマッチアップすることが多く、対戦することがあれば、「結構止められて負けたこともある。今度は全部勝てるように頑張りたい」と雪辱を誓う。磐田の同期2人より一足先にプロデビューを果たした18歳。悔しさを原動力に、藤枝で飛躍を遂げていく。(伊藤 明日香)

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