巨人の本拠地・東京ドームは3日、2026年プロ野球シーズンおよび各種イベント開催に向けてドーム内の人工芝を約7年ぶりに全面刷新したと発表した。

 今回はアスリートの足元を支える「安定性」と、多様なイベントに対応できる「耐久性」をより一層、高めた最新の人工芝を採用した。

 今回の刷新のポイント

(1)東京ドーム独自設計による「最新型スリットフィルムヤーン」採用

今回採用した人工芝(フィールドターフ社製)は東京ドームの環境に合わせて独自に設計された最新モデル。フィールドターフ独自のハニカム形状を持つ「スリットフィルムヤーン」により、低摩擦性を維持しつつ、優れた復元力と安定したプレー性能を実現した。

(2)3層構造の充填(じゅうてん)とヤーン増量による「フィールドの安定性」

人工芝の基盤となる充填材にはラバーチップと珪砂を組み合わせた「3層構造」を継続して採用。さらにヤーン(芝葉)の本数を増量することで、充填材の包含能力を高め、飛散を抑制。激しいプレーにおける足元の安定感が向上し、長期間の使用に耐えうる強固なフィールドを構築する。

(3)多目的なイベント運用への高い適応性

東京ドームは野球だけでなく、コンサートをはじめ多様なイベントが開催される施設。新人工芝は、設営・撤収などの頻繁な転換作業にも柔軟に対応できる耐久性を備え、あらゆる興行で常に高品質な床面コンディションを提供する。

(4)技術改良による環境負荷の低減

最新の製造プロセスの導入により、PFAS(有機フッ素化合物)を意図的に使用しない環境配慮型人工芝を採用。国内で規制対象となっているPFOS・PFOA・PFHxSは含有していない。また、ヤーンの光の反射を抑制する設計により視認性の高いフィールド環境を実現する。

【新人工芝の概要】

▽製品名 フィールドターフ(FieldTurf)FTHD Eco‐T

▽構造 スリットフィルムヤーン+3層構造充填材

▽主な特徴 低摩擦性、高耐久性、環境負荷低減

▽製造 フィールドターフ社(カナダ)

▽施工 奥アンツーカ株式会社

▽敷設箇所 グラウンド全面(約13,000平方m)

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