日本人選手として初めてピックルボールの米プロリーグ「メジャーリーグ・ピックルボール(MLP)」でプレーした船水雄太(32)が3日、マイアミと再契約したと発表した。東京都内で記者会見し「主力として自覚を持ってチームを優勝に導く」と意気込んだ。

 ピックルボールは「パドル」と呼ばれるラケットで穴が開いたプラスチック製の球を打ち合うラケット競技。ピックルボールワン社によると、24年の米国での競技人口は約1980万人に達しており、日本国内でも人気が高まっている。

 プロソフトテニス選手としてキャリアを築いていた船水は、23年からピックルボールに取り組み始めると、24年1月に本格的にプロ選手になるため渡米。昨年3月、ドラフト全体39位で指名されると、ソフトテニス仕込みのボレー技術を武器に主力の座を勝ち取った。チームは10位となり、プレーオフへ進出。その実績が認められ、今季はドラフトを待たずにオファーを受け「MLPのタイトルが欲しいので勝ち取れるように頑張りたい」と話した。

 ◆日米の事情 ピックルボールワン社によると、24年の米国での競技人口は約1980万人で、米国内でのコート数は約7万面。MLPの賞金総額は500万ドル(約7億8000万円)で、トップ選手は年俸1億円以上。日本での競技人口は25年3月時点で4万5000人。ピックルボール専用のコートも増え、25年7月には東京タワーの真下にコートが常設された。

 ◆メジャーリーグピックルボール(MLP) 米国のプロリーグ。25年までプレミアとチャレンジャーにリーグが分かれていたが、26年よりレベル分けが撤廃され、全20チームに変更。

1チームの人数は男女3人ずつ登録でき、リーグ戦では男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルス2試合を実施。リーグ戦終了後は上位10チームによるプレーオフを行い、王者を決める。各クラブのオーナーには、NBA選手のレブロン・ジェームズら著名人も多い。船水が所属するマイアミ・ピックルボールのオーナーの1人は、プロテニス選手の大坂なおみ

 ◆船水 雄太(ふねみず・ゆうた)1993年10月7日、青森・黒石市生まれ。32歳。宮城・東北高3年時、高校総体でソフトテニスの個人と団体で優勝。早大では全日本大学対抗選手権大会4連覇などタイトルを獲得。卒業後はNTT西日本に入社し、日本リーグ10連覇を達成。2000年にプロ転向。23年からピックルボールに取り組み、25年3月にMLPドラフトの全体39位でマイアミ・ピックルボールから指名を受けた。178センチ。

右利き。

編集部おすすめ