◆プロボクシング ▽WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)挑戦者決定戦10回戦 同級1位ノニト・ドネア―同級4位・増田陸▽WBC世界ライトフライ級(48・9キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者ノックアウト・CPフレッシュマート―同級2位・岩田翔吉▽WBO世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者アンソニー・オラスクアガ―同級7位・飯村樹輝弥▽WBA世界ミニマム級(47・6キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・松本流星―同級4位・高田勇仁(3月15日、横浜BUNTAI)

 WBO世界フライ級7位・飯村樹輝弥(28)=角海老宝石=が4日、東京・豊島区の所属ジムで、世界初挑戦に向けた練習を公開。5度目の防衛を目指す王者アンソニー・オラスクアガ(27)=米国=との対戦へ「勝てれば何でもいい。

どんな勝ち方でも。愚直に食らいついていきます」と誓った。

 この日は昨年8月の試合後に急性硬膜下血腫で亡くなった日大の1学年先輩の神足茂利さん(M・T)のTシャツを着用した。飯村が1年生の時に神足さんと寮で同部屋で「シゲ(神足)先輩は料理がうまくて、めちゃくちゃ教えてもらった」といい、「きょうもこれ(Tシャツ)を着られてうれしい」と笑顔を見せた。

 昨年10月には、日大ボクシング部前監督の恩師・梅下新介さんが亡くなった。飯村は、4日前に「(梅下)監督が夢に出てきた」ことを明かした。「監督は『いつも通りだと思え』という口癖がある。最後に電話した時も『焦るなよ。いつも通りやってけよ』と言ってくれた。それを(夢の)最後に言われて、パッと起きた」という。

 同じ興行に出場する日大の後輩の松本流星(27)=帝拳=も、2日の公開練習で「ちょうどきょう(梅下さんが)夢に出てきた」と話していた。飯村は「本当にタイムリーだなと思って。

俺の方が2日ぐらい早かった。本当に(梅下さんが)回ってるかもしれないですよね」と笑い、「うれしくなりました。ただ監督が出てきたから(思いを)託すというものでもないし、自分がやっていることに自信を持って臨むだけ」とうなずいた。

 「シゲ先輩も、世界のこういう舞台に来るはずだった人だと思う。梅下監督も、必ず見てくれている。ボクシングを通していろんなつながりがある。モチベーションは高いです」。天国の先輩と恩師に、勝利を届ける決意だ。

 戦績はオラスクアガが11勝(8KO)1敗、飯村が9勝(2KO)1敗。

 興行はU―NEXTでライブ配信される。

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