大阪・カンテレは22日午後4時から「ザ・ドキュメント 氷の上で、生きていく~ミラノへの11年~」を放送する。ミラノ・コルティナ・パラリンピックのパラアイスホッケー日本代表の伊藤樹選手に密着したドキュメンタリー番組。

4日は大阪市北区の同局で、縄田丈典ディレクターの取材会が行われ、長年取材を重ねた伊藤の魅力を語った。

 就学前にアイスホッケーを始めたが、小学3年時に交通事故に遭って下半身不随となった伊藤。しかしパラアイスホッケーに出合い、パラリンピックに出場する夢を追い求めることになった。無邪気な少年が思春期を迎え、そして日の丸を背負う存在へ。母や、パラアイスホッケー界のスター・熊谷昌治選手との関係性の変化も注目のポイントで、照れながらも母への感謝を述べる様子に、縄田氏は「こんなこと言うようになったんだ」と長いつきあいの“いつき”の成長に目を細めた。

 ナレーションは俳優の松坂桃李が務める。松坂は19年にカンテレ制作のフジテレビ系ドラマ「パーフェクトワールド」で、事故によって下半身不随になりながら車いすバスケットボールに打ち込む主人公・鮎川樹を演じた。縄田氏は「いつきが中学時代だったんですが、名前も同じで『これ、俺やん!』と。共感する部分が多かったそうです。いつきの11年間を描く上で是非お願いしたいと(松坂に)ダメモトでお伝えしたところ、お忙しいはずなのに快諾していただきました」と振り返った。

 伊藤率いるパラアイスホッケー日本代表は、昨年11月にノルウェーで開催された最終予選に出場。初戦・韓国戦は伊藤のミスなどもあり1―2で逆転負けを喫したが、以降は伊藤や熊谷らの活躍で4連勝し、6チーム中1位通過で2大会ぶりのパラリンピック出場を決めている。

ミラノ・コルティナ・パラリンピックは6日に開幕する。

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