東西で新規開業した7人の調教師が4日、待望の開業初日を迎えた。

 手塚貴徳調教師(33)=美浦=は、G1トレーナーである父の貴久調教師(61)の背中を追って第一歩を踏み出した。

目標については「長期的には父親を超えること。短期的には今年は16馬房なので、16は勝ちたいなと思います」と意気込んだ。

 厩舎カラーの「ダークグリーン」には、若きトレーナーの様々な思いが詰め込まれている。緑色は植物を連想させるもので、「最初は竹の成長力とか、しなるけど芯がしっかりしている。そういう馬や人をつくっていきたいと思います」と、天高く伸びゆく竹にヒントを得ていた。さらに考えをめぐらせるうちに「竹というと『竹取物語』じゃないですか。(かぐや姫が)月に帰るように、馬なら種牡馬、繁殖牝馬になって故郷に帰ることができるようにという意味合いも込めています」と優しい表情で語った。もちろん師匠の相沢調教師の厩舎カラーの緑を受け継いでもいるという。

 厩舎としての初陣は、今週土曜日の中山12R・4歳上1勝クラス(芝1600メートル)に出走予定のレッドレナートだ。父の厩舎から転厩してきた馬で、鞍上は同級生の横山和生騎手(32)=美浦・フリー=と何かと縁が深い。指揮官は「和生は昔から知っている幼なじみで、むっちゃ仲がいいです。最初だし、乗ってもらいたいと思ってお願いしました」と、期待に胸を膨らませている。

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