スノーボード男子ハーフパイプ(HP)で2022年北京五輪金メダリストの平野歩夢(TOKIOインカラミ)が5日、四輪駆動車のブランド「Jeep(ジープ)」のブランドアンバサダーに就任したことが発表された。都内で発表会に出席し「自分が最初に買った車もJeepだった。

好みのデザインに引かれて、今でも乗り続けている車。アンバサダーとしてこれから一緒に進んでいけることが、すごく光栄に思い、うれしく思います」と思いを口にした。

 26年に85周年を迎えたJeepは、自らの意志で道を選ぶ「自由」、本質を求める「本物」、未知へ踏み出す「冒険」、挑戦を突き動かす「情熱」を核に、日常からアウトドアまで境界を越えて進み続ける人を支えてきた。同ブランドは「平野氏は、世界最高峰の舞台で技術と表現を磨き続け、未踏の領域を切り拓いてきた稀有な存在。不屈の精神で挑み、最高のパフォーマンスを魅せる姿が世界の人々に感動を与え続けている。挑戦の軌跡はスポーツの枠を超えて、社会にポジティブで力強いエネルギーを広げており、ジープブランドの掲げる価値観と深く共鳴する」と示した。

 先月のミラノ・コルティナ五輪では、“生きざま”を示した。開幕直前のW杯で転倒し、右骨盤骨折など負傷を負った影響もあったが、“奇跡の復活”を見せて4大会連続出場を果たした。結果は7位で4大会連続のメダルには届かなかったが、“ぶっつけ本番”だった中、2回目に大会で初めて超大技「フロントサイド・ダブルコーク1620」(腹側に縦2、横4回転半)を決めきった。大きな「AYUMUコール」を起こし「生きていて良かったなという気持ちに今はなれている」と思いを語っていた。

 ◆平野 歩夢(ひらの・あゆむ)1998年11月29日、新潟・村上市生まれ。27歳。

4歳の時、3つ年上の兄・英樹(えいじゅ)さんの影響でスケートボードを始め、その半年後からスノーボードを始めた。2014年ソチ、18年平昌五輪のスノーボードHPで2大会連続の銀。新潟・開志国際高、日大スポーツ科学部卒。東京五輪はスケートボード・パーク予選14位で敗退。22年北京五輪HPで日本スノーボード界初の金メダル。165センチ。

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