落語芸術協会(春風亭昇太会長)の新真打ちに昇進する、春風亭昇吾(昇太門下)、桂竹千代(桂竹丸門下)、雷門音助改め三代目・雷門五郎(雷門助六門下)、昔昔亭喜太郎(昔昔亭桃太郎門下)の披露パーティーが5日、都内で行われた。髄膜炎から復活した昇吾は「第2の人生をもらったと思って頑張りたい」と力を込めた。

 1983年の福岡県出身。2011年に昇太に入門、15年に二ツ目に昇進した。出ばやしは炭坑節。昨年5月に真打ち昇進が発表された直後に、髄膜炎を発症した。「家で泡を吹いて倒れまして、救急車で運ばれました。ICUに入って、1週間くらい意識がなかった。歩けない状態からリハビリを始め、一時は脚切断もよぎりましたが、こうしてお辞儀もできるようになった」と振り返った。

 念願の4人そろっての真打ち昇進に「なんとか間に合った」と苦労をにじませ、「1回死んだと思って“不死鳥の春風亭昇吾”として、ゆくゆくは師匠(=昇太)が『笑点』の司会なので、大物司会者を目指して精進していきますので、よろしくお願いします」と高らかに宣言した。

 昇吾の次に話した竹千代も「昇吾さんは死んだと思っていたので、無事に4人で迎えられて良かったです」と感慨深げ。写真撮影では昇吾と竹千代で何度も顔をくっつけ合い、絆の強さを見せつけた。

 一方、昇吾の師匠・昇太は大病を乗り越えた弟子の真打ち昇進に喜びもひとしお。「昇吾は秘密兵器と呼ばれています。

ずっと秘密にしていました。真打ちに昇進するので、これ以上秘密にしておいても仕方ないので、公にします」とあいさつした。続けて、入門前にコンピューター関係の仕事をしていたと聞いていたことを告白し「昇吾にパソコンのことで『これやってくれ』って言ったら、『できない』って。パソコン関係の仕事じゃなかったのかって聞いたら、ネットカフェの店員だった。だまされた」と苦笑い。それでも「この人は大丈夫かって心配していましたが、楽屋で誰からも愛される人」と人柄を評価した。

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