20日に公開される映画「東京逃避行」の完成披露舞台あいさつが5日、都内で行われ、長編デビュー作となった24歳の秋葉恋監督が現在の心境を語った。

 今作は自身が新宿・歌舞伎町で過ごした実体験を基に作られたオリジナル脚本で、“トー横”が封鎖された歌舞伎町を舞台に、若者たちが自分の居場所を探す逃亡劇を描いた青春ドラマ

長編デビューを果たした秋葉監督は「今まで映画館に来る側でもあり、舞台に立つのは緊張するんですけど、本当に自信のあるものですし、みんなでやりきったと言いきれるすばらしい作品」と胸を張った。

 今作では、「正体」や「余命10年」を手掛けた藤井道人氏がプロデューサーを担当。秋葉監督は「僕が歌舞伎町で過ごしていたときはトー横広場の封鎖前だったので、次の時代のことを一緒に探っていこうというのは藤井さんと話をした。時代性や変化みたいなところはいろんな話をした」と感謝し、撮影を通して「(封鎖で)見た目は変わってしまったけど、そこにいる人の寄り添い方、過ごし方は変わっていないと知れましたし、そこを逃さないように頑張りました」とうなずいた。

 作品に出演した綱啓永は「秋葉さん最高ですよ!僕、大好きです」と絶賛。「年齢は下かもしれないですが、中身は僕なんかよりいろんなものが詰まっている。明るくて優しい裏でなんか抱えてそうな空気を感じているんですけど、そんな感覚がこの作品をやることに意味があると思いました」と明かした。

 秋葉監督は、「長編デビュー作としてこれだけ恵まれたデビューはたぶんだれもいないですし、そのことを頭に入れて頑張った。当時23歳だった我々が、駆け抜けた作品なので、よろしくお願いします」と締めくくった。

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