◆WBC 1次ラウンドC組 韓国11―4チェコ(5日・東京ドーム)

 韓国が準優勝した09年以来、4大会ぶりに白星発進した。打線が4本塁打を含む10安打11得点と破壊力を見せた。

 初回。1死一塁から3番のイ・ジョンフがチーム初安打となる右前打。満塁から5番のムン・ボギョンがセンター右にグランドスラムを放ち、いきなり4点を先制した。3回にはアストロズでプレーする母親が韓国生まれのウィットコムがソロ本塁打。勢いに乗ったウィットコムは5回にも2打席連発となる2ランを左中間席にたたき込んだ。3Aでは3年間で通算73本塁打、昨季メジャー初本塁打をマークした好打者は日本代表にとっても脅威となるかもしれない。8回には同じく母親が韓国出身のジョーンズがソロ本塁打。昨季タイガースで7発の28歳も負けじと存在感を示した。

 09年の第2回WBCで準優勝した韓国だが、13、17、23年大会はいずれも初戦黒星スタートから1次ラウンド敗退。この日、試合前会見でリュ・ジヒョン監督は「一番意識したいのは初戦の重要性。非常に大切な試合になる」と語気を強めていたが、白星を全員野球でつかみ取った。日本と対戦する7日の試合に向けても波に乗るはずだ。

 一方のチェコは昨季限りで巨人を退団したフルプが2回、4回に2打席連続安打と奮闘。5回にはバブラが右中間席に3ランを放り込み、今大会初得点を挙げた。三塁スタンドでは大勢のチェコサポーターが盛り上げたが、韓国の一発攻勢に屈した。9回には1点を返したが、反撃も及ばなかった。

 この日東京ドームで開幕した第6回WBC。韓国戦の前に行われた昼間の試合では24年プレミア12の覇者で世界ランキング2位の台湾と同11位のオーストラリアによる開幕戦で台湾が完封負けを喫する“波乱”もあったが、日本の宿敵・韓国は好スタートを切った。

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