俳優の水谷豊(73)が企画、監督、脚本、プロデュース、主演を務める映画「Piccola felicita(ピッコラ・フェリチタ)~小さな幸せ~」(4月24日公開)で、長女の女優・趣里(35)と初共演することが5日、分かった。

 2022年の「太陽とボレロ」以来、4年ぶり4作目の監督作品。

60代、40代、30代の男女3組の人生を4部構成で描く。水谷は長く働いたファミリーレストランの定年退職を目前に控える佐藤宗太郎役、趣里は恋人の田中礼央(橋本淳)に秘密を知られてしまう白河葵役を演じる。

 撮影では何げない日常と人間模様を描きながらも、水谷は「シーンの一つ一つが絵画のように美しく、切り取って壁に飾りたくなるような映像を作ろう」と心掛けた。作品を見返して「自分の世界がついに始まったんだなぁという感覚。長くこの業界にいますが、これまでそんなことを思ったことはありませんでした」と心を躍らせている。

 趣里は水谷と伊藤蘭の長女として生まれ、23年後期のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」のヒロインで全国区の人気女優に。25年8月に元BE:FIRSTの三山凌輝(26)と結婚。9月に第1子出産を発表した。本作の撮影は結婚前の24年6~7月に東京、横浜で行われた。

 1人5役で奮闘した水谷は「ぜひこの映画を見ていただき、皆さんそれぞれの“小さな幸せ”を見つけていただけるとうれしいです」と話す。水谷にとっては趣里との親子共演が“小さな幸せ”として記憶に刻まれているようだ。

 〇…共演はほか、離婚について真剣に考え始めた画家役に可相我聞(50)、その妻役に菜葉菜(年齢非公表)、ファミレスのスタッフ役に池谷のぶえ(54)ら。

作品は4月に兵庫県・淡路島で開催する「うみぞら映画祭2026」で初上映を予定している。

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