卒業や入社など人生の節目を前に、「第一印象」を整えたいと美容医療を検討する若者が増えている。特に新社会人となる20代では、肌トラブルの改善を目的とした相談が急増しており、治療を計画的に進める重要性が浮き彫りになった。

一方で、治療期間や必要回数に対する理解不足も目立ち、十分な準備ができないまま新生活を迎えてしまうケースも少なくないようだ。

 医療法人社団鉄結会が、過去1年以内に新生活(就職・転職・進学)を経験した、または今後6か月以内に予定している20~30代の男女300人を対象に2026年2月9日~2月18日に実施したインターネット調査によると、新生活前に美容医療を検討する20代は前年比で1.8倍に増加した。

 美容医療を検討する際に最も気になる悩みとしては、「ニキビ跡・毛穴」が62.3%で最多。マスク生活の影響などで悪化した肌トラブルを新生活前に改善したいというニーズが背景にあるとみられる。

 一方、治療を検討し始めるタイミングでは「入社1か月前以降」が52.7%と半数以上を占め、十分な治療期間を確保できない可能性があることも分かった。

 さらにニキビ跡治療に必要な回数については、43.7%が「1回で完了すると思っていた」と誤認していた。実際には症状によって3~6回以上の施術が必要になるケースが多く、認識不足が課題として浮かび上がっている。

 その一方で、新生活前に美容医療を受けた人の87.3%が「自信を持って新生活を迎えられた」と回答。外見の改善だけでなく、心理面での自信向上にもつながっていることが明らかになった。

 また、新生活前の美容医療で最も重視する点としては「新生活に間に合うこと」が48.0%で最多だった。調査では、ニキビ跡治療は3~6か月程度かかる場合もあり、入社3か月前からの計画的な治療開始が理想的だとしている。

 美容医療への関心が高まる一方、適切な治療計画の理解が追いついていない実態も見えてきた。

新生活を自信を持って迎えるためには、早めの相談と現実的なスケジュール設計が重要といえそうだ。

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