◆オープン戦 阪神5―0ソフトバンク(6日・甲子園

 阪神育成の嶋村麟士朗捕手が6日、目標の“2ケタ背番号”へ猛アピールした。ソフトバンク戦に「8番・捕手」で出場。

開幕投手に内定した村上と初めてバッテリーを組み、好リードで3回4奪三振を演出した。打っては、3回1死からソフトバンク・松本晴のスライダーを中前へはじき返し、甲子園初安打を記録。「オフシーズンからやってきたことが、きょうは全部できた」。積み重ねてきたことが実を結び、納得の表情を見せた。

 村上に「面白い配球をする」と言わしめた。この日に備え、3日からのヤクルト3連戦の動画でタカ打線を徹底分析。「ヤクルト戦で落ち球の反応が悪かった打者には落ち球を続けた。去年、ファームで対戦したバッターの弱点も把握しつつ、長打も警戒した」と勤勉さが試合に生きた。村上は、対策を重ねてきた嶋村のリードを終始、尊重。「信じて投げてくれた。ものすごくいい経験になりました」と振り返り、「ベンチで『あそこはどうでしたか』と会話できた。帰ってからメモして、自分のためになる日にしたい」と、教えを肥やしにする。

 春季キャンプは宜野座組でスタートし、藤川監督からMVP9人のうちの1人として名前を挙げられた。嶋村の活躍に、指揮官は「いいものは見せている」と期待を込めた。攻守で成果を上げたが、「立場的には一日で結果を出さないといけない」と、かぶとの緒を締めた。24年の育成ドラフト2位で指名され、始まったプロ野球人生。支配下をつかみ取るため、アクセル全開で走り抜く。

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