◆WBC 1次ラウンドC組 台湾14―0チェコ(7日・東京ドーム)

 今大会、連敗スタートだった台湾は打線が爆発し、7回コールドで初勝利を挙げた。

 初回、先頭のジェン・ツォンチェがセーフティーバントで出塁すると、1死後に3番のフェアチャイルドもセーフティーバントで1死一、二塁とチャンスメーク。

ここで重盗を決め、捕手の三塁悪送球にも乗じて、ジェン・ツォンチェがホームイン。1死三塁から4番のジャン・ユーチェンが左前適時打を放つと、大応援団のボルテージは最高潮に達した。

 さらには2回だ。3番のS・フェアチャイルドが2死満塁、左中間スタンド中段に豪快なグランドスラムをたたき込んだ。

 チェコの先発・ノバークの初球134キロチェンジアップをフルスイング。打った瞬間、超満員の大観衆がどよめいた。確信歩きとともに、力強くダイヤモンドを一周した。

 今大会、開幕からオーストラリア、日本に2試合連続完封負けを喫していた台湾。前日6日の日本戦では大谷翔平に満塁弾を浴びていた。

 そのうっぷんを晴らす一撃に、台湾ファンで超満員に膨れあがった東京ドームは、大熱狂に包まれた。

 台湾はその後も攻撃の手を緩めず、投打に圧倒。今大会初勝利をマークし、東京ドームに集結した大応援団に、意地を見せた。

 台湾代表のソ・ゴウク監督は「応援してくれたファンの皆さんの後押しで勝つことができた。ここまでの2試合はうまくいかず、初心にかえろうと。一人一人が何をすればいいかを考え、大勝できた」と大応援団に感謝。殊勲の フェアチャイルドは「ホームランは光栄でした。ホームランボールを日本のファンがとってくれたが、サインボールをお渡しするのと引き換えに、戻ってきました」と笑顔を浮かべた。

 ナイター後のデーゲームと厳しい状況下で初勝利。フェアチャイルドは「なるべくたくさん睡眠をとって、朝にはなるべくたくさんコーヒーを飲みましたよ」と爽やかに勝利の余韻に浸った。

編集部おすすめ