◆オープン戦 阪神1―0ソフトバンク(7日・甲子園

 阪神の新外国人ダウリ・モレッタ投手(29)=前パイレーツ=が、甲子園初登板で衝撃の“爆笑デビュー”だ。1―0の8回に4番手でマウンドへ。

2死二塁からオスーナを3球三振に斬った後、グラブをたたきながらドヤ顔で相手側の三塁ベンチへ歩き始めた。異変を察知した三塁手の佐野が方向転換を促し、藤川監督もベンチを飛び出して「こっち!」と両手を挙げて招くジェスチャー。聖地は笑いに包まれた。

 「すみません。気持ちが高ぶり過ぎて間違えちゃいました(笑)。監督にもお手数をおかけしてすみませんでした」と、頭を下げた陽気なドミニカン。指揮官は「そんなこと考えなくていい。アドレナリンが出てくるのがリリーバーとして非常に重要」と頬を緩めた。ソフトバンク・小久保監督も「あれどうしたの? 何でこっちに来たの? びっくりした」と目が点だ。

 大好きなアニメ「NARUTO」の主題歌だったいきものがかりの「ブルーバード」を登場曲に選定。先頭・笹川を自慢の“逆曲がりスライダー”で空振り三振に抑えるなど、4万486人の観衆の前で1回1安打無失点で2奪三振。「気持ち良かった。

お客さんがいっぱいいる中で投げられて楽しかった」と振り返った。

 石井が左アキレスけん断裂で離脱し、MLB通算112試合登板を誇るセットアッパー候補・モレッタにかかる期待は大きい。「まだまだ、もっともっと状態を上げていけるように頑張りたい」。“つかみ”はバッチリ。開幕後は勝利を呼び込む快投で仲間たちを、虎党を笑顔にする。(中野 雄太)

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