◆オープン戦 オリックス8―0巨人(7日・京セラドーム大阪)

 巨人・佐々木俊輔外野手(26)が7日、オリックスとのオープン戦(京セラD)で実戦3試合連続マルチ安打をマークした。「1番・中堅」で先発出場し、4打数2安打でOP戦の打率5割をキープ。

2年ぶりの開幕スタメンに向けてアピールに成功した。阿部監督の「ミスタースプリング」という“愛の叱咤(しった)”を力に変え、レギュラー奪取を目指す。

 力強く踏み込んだ右足で体の開きを抑え、華麗に流し打った。打球は左中間で2度弾み、佐々木は快足を飛ばして迷わず一塁を蹴る。「浮いた変化球にうまく反応できたのでそこは良かった」。8点を追う8回1死で外角高めのチェンジアップを捉え、チーム唯一の長打となる二塁打。大敗の中で、実戦3試合連続マルチの男が光となった。

 こだわりの仕事場で輝いた。今季初めて「1番・中堅」で先発出場。3回1死から中前打で出塁すると、裏の守備でも中堅後方への大飛球を好捕した。「自分は結果を出さないと(試合に)出られない立場」と練習試合を含む直近5戦で15打数8安打、打率5割3分3厘と大爆発。結果で26年阿部巨人の「先頭打者」に名乗りを上げている。

 同じ轍(てつ)は踏まない。24年のオープン戦で打率4割の猛アピール。開幕スタメンに抜てきされたが、打率2割3分台にとどまり5月に2軍落ちした。2年前を思わせる開幕前の絶好調ぶりに「春はいいんだよね。『ミスタースプリング(春)』だから」と阿部監督。ジョーク交じりに与えられた“異名”を「しっかり状態をキープしながら」と結果で返上する。

 6日にセンバツ高校野球大会(19日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が行われ、母校の帝京は大会第1日の開幕カードで昨夏優勝の沖縄尚学との対戦が決定した。差し入れを検討中で「帝京ブランドをもう一回全国に広めてもらえるように」とエール。後輩とともに、名門の名を全国にとどろかせる一年にする。

 丸、松本、中山、キャベッジ、皆川らとの外野争いは今季の最激戦区だ。「皆川も良い守備が出た。結果を出さないとでられない立場ですし、自分も負けないように」と大混戦を抜け出すべく、春から秋まで打ち続ける。

(内田 拓希)

編集部おすすめ