大相撲春場所初日(8日、エディオンアリーナ大阪)

 第63代横綱のしこ名を継承したモンゴル出身で西序二段8枚目・旭富士(伊勢ケ浜)が、西同9枚目・魁陽龍(浅香山)を押し出して白星発進した。

 鋭い出足から左の突っ張りでのけぞらせ、そのまま一気に持っていった。

わずか2秒での完勝。旭富士は部屋の方針で取材に応じなかったが、対戦相手の魁陽龍は「上手を取って横に回りながら相手も動いてくれたらと考えていたけど、かまし一発でやられてしまった。同じ人間と思って自分のできることをやろうと思ったけど、話にならなかった」と振り返った。

 旭富士は神奈川・旭丘高から21年春に伊勢ケ浜部屋に入門。原則1部屋1人の外国出身力士枠との兼ね合いでデビューが遅れていたが、4年半の研修期間を経て、入門当時の師匠で現宮城野親方(元横綱・旭富士)からしこ名を継承し、昨年11月の九州場所の前相撲で初土俵を踏んだ。

 今年1月の初場所は序ノ口デビューから7連勝。同じ伊勢ケ浜部屋の蒼富士との優勝決定戦を制して序ノ口優勝を飾り「(今後も)いい成績を残せるように努力したい」と語っていた。

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