◆名古屋ウィメンズマラソン(8日、バンテリンドームナゴヤ発着=42・195キロ)

 昨年の東京世界陸上代表の佐藤早也伽(積水化学)が2時間21分56秒で日本勢トップの2位だった。連覇を達成したシェイラ・チェプキルイ(ケニア)とゴール目前までデッドヒートを繰り広げたが、わずか2秒及ばなかった。

それでも、28年ロサンゼルス五輪の代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」(27年10月3日、名古屋)の出場権は獲得した。

 定刻の午前9時10分にスタート。風が強く吹く厳しい状況で日本記録保持者の前田穂南(天満屋)、21年東京五輪代表の鈴木亜由子(日本郵政グループ)ら有力選手は一人、また一人と脱落していく。31キロで日本勢は佐藤と23年ブダペスト世界陸上代表の加世田梨花(ダイハツ)の一騎打ち。終盤にグンとペースを上げた佐藤が勝ちきった。

 レース後、日本陸連の高岡寿成シニアディレクターは「風の強いコンディションで選手らがどのように勝負していくか楽しみだった。最後まで佐藤選手が粘り強い走りを見せてくれた。過去の経験が生きている。厳しいところを乗り越えられるのはさすが」と好評価した。

 今大会では、1500メートルや5000メートルで日本記録を持つ田中希実(ニューバランス)がマラソンでは自身初のペースメーカーとして参戦。15キロまで引っ張り「風が強くてペースメイクも難しいコンディションで、きっちり行けた。彼女が持っている感覚、マラソンの適性は十分あると思っています。

彼女のスピードを考えると、もっと大きな夢が持てると想像しています」と笑顔で明るい未来を思い描いた。

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