◆オープン戦 広島―中日(8日・マツダスタジアム)

 広島の先発・赤木晴哉投手=佛教大=が2回無安打無失点でマウンドを降りた。

 大学の先輩の中日・大野との投げ合い。

初回は先頭・カリステを右邪飛、岡林を左飛、上林を一ゴロとわずか6球で3者凡退に封じた。2回は1死からサノーに四球を与えたが、石川を二ゴロ、村松からは空振り三振を奪った。計26球で最速は149キロだった。

 感謝の思いをマウンドで表現した。大学キャンパス内には大野が東京五輪出場時に着用していたユニホームやスーツが展示。憧れの大先輩は、ドラフト指名後に「頑張れよ」と激励の言葉とともに球団カラーに合わせた赤いネクタイをプレゼントしてくれた。入寮時や遠征でも常に着用する宝物。「現役の内に1試合投げ合えたらと思っていたけど、まさか開幕前とは(笑)」。思わぬタイミングで実現した夢の時間を満喫した。

 右腕は2月21日のオープン戦・DeNA戦(宜野湾)で1回無失点で実戦デビュー。同23日のヤクルト戦(浦添)、28日の楽天戦(倉敷)とリリーフ登板を重ねていた。大瀬良の離脱もあり、首脳陣は適性を探る意味合いで先発起用。

尊敬してやまない大野の前で、チャンスを生かした。「長いプロ野球生活を送りたい。(大野を)見習うところは多い」。37歳になっても第一線で戦い続ける先輩は野球人生の道しるべ。偉大な背中を追う。(直川 響)

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