大相撲春場所初日(8日、エディオンアリーナ大阪)

 新幕下の東55枚目・岡田(高田川)が西同55枚目・藪ケ崎(山響)を突き落とし、白星発進した。

 持ち味の突き押しで押し込んだが、低い姿勢で出てきた相手に押し返された。

体勢を崩して劣勢となったが、土俵際で「俵の感覚が足にあったのでつかめた」と踏ん張り、突き落として逆転勝ち。相撲教習所でも何度か稽古をしたことがあったといい、「今まで同期やほぼ同期の(相撲)経験者に勝てなかった。やっと勝てた」とかみしめた。

 東海大柔道部出身で24年11月の九州場所の前相撲で初土俵を踏んだ23歳にとって、まげ姿で初めて上がった土俵でもあった。三段目で5勝2敗とし、幕下昇進が確実となった先場所で、部屋の千秋楽パーティーで結った。「まだ小さいですけど、似合うって言われます。もっと似合わないものと思っていたけど」と照れくさそうに話した。

 1年前の自分にも胸を張れた。序二段でざんばら髪だった昨年の春場所。たこ焼きを買いに行った際、自転車で通りがかった子供に「偽物のお相撲さんだ」と言われたことがあったという。「今場所も、そのお店に行こうと思ってます。子供に(再会したら)『本物だよ』と言います」。

新幕下の今場所は、5勝以上を目標に掲げた。

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